■エクステリアを中心に大規模な改良、2026年以降は電動モデルのみに
フォードの欧州Bセグメント・ハッチバック、「フィエスタ」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
第5世代となる現行型は2017年に登場、日本市場からは撤退していますが、欧州では最も人気のあるスーパーミニカーの1つです。
2020年にはマイルドハイブリッド・EcoBoostエンジンを追加。接続性、安全機能などアップグレードを受けていますが、今回はエクステリアを中心に大規模な改良が行われます。
捉えたプロトタイプは、これまでで最もカモフラージュが削ぎ落とされ、新設計されたボンネット、LEDデイタイムランニングライトやコーナーエアインテーク、アグレッシブなハニカムメッシュグリルなどを確認、「STライン」と思われます。
市販型では「ST-Line」をはじめ、「Vignale」「Active」「ST」のバリエーションで提供されます。
パワートレインは、最高出力125ps、および155psを発揮する1.0リットル直列3気筒「EcoBoost」のマイルドハイブリッドバージョンを発表、これがキャリーオーバーされる可能性が高いようです。これは48Vのシステムと統合されたベルト駆動のスタータージェネレーターを使用し、ブレーキエネルギーを収集、発進時にICEを支援するシステムです。
また、6速オートマチックに代わる新しい7速オートマチックトランスミッションを搭載。アダプティブクルーズコントロールの追加と、「Sync3」インフォテインメントシステムのアップデート版も期待できるはずです。
フィエスタ改良型は2022年初頭に市場に投入されるため、デビューは2021年内に予定されていますが、現行型と同様に、スーパーミニの需要がほとんどない米国市場には導入されない予定です。
改良型は2026年まで販売される予定で、その後はフルエレクトリック、およびプラグインハイブリッドのみで提供されることになると予想されています。