■前後後方のペダル踏み間違い事故を軽減させる
ペダル踏み間違いによる重大事故が社会問題化している中、自動車メーカーはペダル踏み間違いによる事故を抑制する機能を標準化したり、オプション設定したりしています。さらに、自動車メーカーやカー用品の製造メーカーなどが後付できるアイテムを市販化しています。既存車への対応が課題のひとつといえるでしょう。
ACRは、国土交通省認定の急発進抑制装置「踏み間違い防止オートアラートFM300AA」を2021年9月1日に発売しました。
同アイテムは、既存車に装着できるアイテム。3つの機能を用意していて、前進時のペダル踏み間違い急発進抑制機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラからなる前方監視装置が前方の障害物を検知。アクセルペダルとブレーキペダルを間違えて踏み込んでしまった際に、ブザー音とランプ点滅によりドライバーに警告。さらに、アクセルの信号を制御し、急発進を抑制する機能です。
そのほか、後進時のペダル踏み間違い急発進抑制機能も搭載されています。ギアがリバースに入っている際に、アクセルペダルを強く踏み込み、加速度センサーの信号が急加速を検知すると、ブザー音とランプの点滅で警告。さらに、アクセルの信号を制御し、急発進を抑制します。
また、衝突防止警報により衝突被害軽減をサポートする機能も用意されています。
ミリ波レーダーと単眼カメラの前方監視装置が進路上の車両や歩行者を認識し、衝突の危険性が高まると、ブザー音による警告で衝突回避を促す機能。なお、この衝突防止警報は、国土交通省認定外の機能。
「踏み間違い防止オートアラートFM300AA」の価格は、16万5000円(税込み、標準工事費込み)です。
(塚田 勝弘)
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