最高出力1900PS・最大トルク2300Nm! ピニンファリーナが究極の超モンスターEV「バッティスタ・ハイパーGT」の市販仕様を公開

■0-100km/h加速は2秒以下も、加速時に奏でる耳に優しい「サウンドスケープ」を搭載

ピニンファリーナは、カリフォルニアの「モントレー・カー・ウィーク2021」において「Battista hyper GT(バッティスタ・ハイパーGT)」の市販仕様を世界初公開しました。

バッティスタ・ハイパーGT
市販仕様が公開された「Battista hyper GT(バッティスタ・ハイパーGT)」

サステイナブルなEVであり、ラグジュアリー感漂うデザインが表現されたバッティスタ。そのデビューは、スーパースポーツカーの本場で、オーダーメイドのエクステリアを提供する最初の機会にもなっています。

また、Battista Anniversario(バッティスタ・アニバーサリオ)がアメリカで初公開されたほか、ピニンファリーナとBOVET 1822との間で新たなパートナーシップが締結されています。

バッティスタ・ハイパーGT
「バッティスタ・ハイパーGT」のリヤビュー

「バッティスタ・ハイパーGT」は、容量120kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。最高出力1900PS・最大トルク2300Nmという信じがたい驚愕の出力・トルクは、イタリアが生んだスーパースポーツカーにおいて当然ながら最高のスペック。

0-100km/h加速はなんと2秒を切るそう。一般ドライバーでは加速Gに耐えられないのではないでしょうか。

このフルEVハイパーカーの駆動を担うのが、各車輪に1つ装着された合計4つのモーター。足元にはブレンボ製の「B-M6キャリパー」に、ブレンボ製の「CCM-Rカーボンセラミックブレーキディスク」が用意されています。

バッティスタ・ハイパーGT
カリフォルニアの「モントレー・カー・ウィーク2021」で公開された

「ブラック・エクスポーズド・シグネチャー・カーボン・ボディワーク」と「インプルソ・フォージド・アルミホイール」を装備。オプションの「ピロータシート(サステイナブル・ブラック・レザー)」とキルト加工が施された「アイコニカ・ブルー」アルカンターラのシート表皮が採用されています。

さらに、ユニークな装備も用意されています。それがモーターから周波数を増幅させ、ドライバーを魅了させる「サウンドスケープ」。

このサウンドスケープは、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの作品からインスピレーションを得たそう。サウンドスケープは「ヴェルディのA」と呼ばれる432Hzの倍数である54Hzをコア周波数としていて、ほかの周波数と比べてよりクリアで、耳に優しい音が得られるとのことです。

バッティスタ・ハイパーGT
「バッティスタ・アニバーサリオ」のリヤビュー

もう1台の「バッティスタ・アニバーサリオ」は、フロントスプリッター、サイドブレード、リヤディフューザーが装備され、2色にペイントされた「フュリオサ・パック」が採用された超レアなモデル。ピニンファリーナの伝統と革新性を現代的に解釈されています。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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