■日本市場はレクサスUXがライバルに! 1.3リットル直列4気筒+電気モーターのPHV
アルファロメオが開発中のコンパクト・クロスオーバーSUV、「トナーレ」市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
トナーレは2019年のジュネーブモーターショーでコンセプトモデルとして初公開、「ステルヴィオ」の下に位置するブランド初のプラグインハイブリッドモデルとして注目されています。
初めて捉えたプロトタイプは、アルファロメオ特有のカモフラージュをまとい、ダミーコンポーネントのヘッドライトとテールライトはがはめ込まれています。しかし、フロントバンパーには最終パーツと思われるメッシュの大きな開口部や、アルファロメオの円形スポークを備えるホイールが見てとれます。
2019年の「トナーレ コンセプト」と比較すると、リアドアハンドルがCピラーからドアに移動されているほか、バンパーに統合されていたエキゾーストパイプは、見えない場所に隠されているようです。
またコンセプトモデルのキャビン内には、12.3インチのデジタルゲージクラスタと10.3インチのセンタータッチスクリーンが採用されていましたが、市販型ではさらなる進化が見られるか注目されます。
パワートレインは、同じ「フィアット・クライスラー・オートモービルズ」傘下のジープ「レネゲード」が搭載する1.3リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンと電気モーターを組み合わせた「eAWD」システムを流用。後輪に電力を供給し、システム合計の最高出力は240psを発揮します。
トナーレ市販型のワールドプレミアは2022年前半と予想されています。
FCAジャパン社長のポンタス・ヘグストロム氏は、トナーレを日本市場に導入することを発表しており、市場ではメルセデス・ベンツ「GLA」やBMW「X1」、そしてレクサス「UX」の強力なライバルになりそうです。