さらばホンダ・NSX。高性能モデル・タイプSを限定販売し、2022年12月生産終了へ【動画】

■アグレッシブなディフューザー装備、最高出力は600psオーバー

ホンダ/アキュラは、スーパースポーツ「NSX」を2022年12月に生産終了すること決定したと同時に、高性能「NSX タイプS」を限定発売することを発表しました。これにより、先日捉えた開発車両はそのプロトタイプだとわかりました。

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ホンダ NSX タイプS ティザーイメージ

現行型となる第2世代NSXは、1990年から2006年まで発売された初代の後継モデルとして2016年に登場しており、6年という短い歴史に幕を閉じることになります。

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ホンダ NSX タイプS 開発車両

公開されたティザーイメージでは、赤いブレーキキャリパーを備える5本スポークのホイールを装着、アグレッシブなディフューザー、カーボンファイバートリム、限定生産350台を示すナンバリングプレートなどを確認することができます。

標準モデルのパワートレインは、最高出力507ps・最大トルク550Nmを発揮する3.5リットルV型6気筒ミッドマウントツインターボエンジンを搭載。トライモーターハイブリットシステムと1.3kWhmのバッテリーパックによりバックアップされシステム合計では581psと645Nmのパフォーマンスを発揮します。

一方、タイプSでは最高出力600ps以上・最大トルク678Nmを発揮、0-100km/h加速は2.6秒以下で駆け抜けます。そしてパワーブーストを最大限に活用するためにボディをローダウン、シャーシとサスペンションを専用チューン、より堅固なダンパー、ハイグリップタイヤを装備すると思われます。

タイプS市販型は、米オハイオ州メアリーズビルにあるホンダのパフォーマンスマニュファクチャリングセンターで製造。限定350台で販売され、日本市場には30台のみ導入される予定です。ワールドプレミアは、8月12日「モントレーカーウィーク」となりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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