■同社他モデルと比較して、傾斜したノーズとコンパクトなキドニーグリルを採用
BMWは現在、主力モデル「5シリーズ セダン」次期型を開発していますが、そのフルエレクトリックバージョンとなる「i5」(仮称)市販型の最新プロトタイプを単独でカメラが捉えました。
キャッチした開発車両は、フロントドアとリアバンパーに「Electric Test Vehicle」(電気テスト車輌)のステッカーが貼られているほか、エキゾーストパイプが装備されておらず、一見してEVモデルであることがわかります。
厳重なカモフラージュによりデザイン詳細は不明ですが、最も注目すべきは同社他モデルと比較して、傾斜したノーズとコンパクトなキドニーグリルです。グリルはフードとバンパーにうまく溶け込んでおり、メガキドニーグリルではない可能性が高いです。
またヘッドライトはシャープに見え、上部に取付られている点からも、「X8」「X7」改良型、そして「7シリーズ」が搭載するであろう上下二段のスプリットヘッドライトは採用しないようです。
サイドではフラッシュドアハンドルを装着、後部では現行型よりトランクリッドがわずかに傾斜し、よりスポーティなボディシルエットが期待出来そうです。また現在流行の全幅LEDストリップテールライトも採用していない様子もうかがえます。
2023年モデルとして、2022年内に登場する5シリーズ(G60シリーズ)新型は、さまざまなガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのほか、プラグインハイブリッド、フルエレクトリックモデルなど多彩なラインアップとなる予定です。
EVバージョンとなる「i5」では「iX xDriv40」と仕様の一部を共有するとみられ、リアに電気モーター、オプションでフロント車軸にもう1つを搭載、出力合計で300hpを発揮し、0-100km/h加速は6秒のパフォーマンスが予想されます。また70kWhバッテリーパックを積み、1回の充電による後続は400km以上となります。