ミニバンにあらず 藤井マリー×三菱デリカD:5【注目モデルでドライブデート!? Vol.95】

■レジャーにうってつけ

「広くて快適で、荷物もたくさん積めるから好き」

藤井マリー×三菱デリカD:5
藤井マリー×三菱デリカD:5

それが、彼女の三菱自動車デリカD:5に対する評価だ。

それは他のミニバンでもだいたい同じ…と思わないこともないけれど、デリカを気に入ってくれることは素直にうれしい。

藤井マリー×三菱デリカD:5
デリカと

デリカは、多くの人にとってはレジャーのパートナーとしてちょうどいい。トヨタ・アルファードよりは小さいけれど、トヨタ・ヴォクシー/ノアや日産セレナなど一般的なMクラスミニバンに比べると、デリカのボディはひとまわり大きい。

そのぶんMクラスミニバンに比べると3列目が広くて、その3列目にはシートスライドが付いているから必要に応じて荷室の広さを調整できる。スキーやスノーボードをはじめ、キャンプなど荷物が多くなりがちなレジャーを楽しむ人にはうってつけのパッケージングだ。

■ビッグマイナーチェンジで大幅進化!

藤井マリー×三菱デリカD:5
荷室も楽しい

加えて他のミニバンとの大きな違いは悪路走破性。車体が高くて地面との隙間が大きく、そのうえ悪路走行を視野に入れた4WDシステムを組み込んでいるから、悪い路面になればなるほどほかのミニバンとの差が開いてくる。

スキー場までのたっぷりと雪が積もった雪道、それから雨の後のぬかるんだキャンプ場周辺の悪路では、ほかのミニバンが動けなくなりそうな状況でもデリカなら悠々と前へと進んでいく。

そんな、実用性と安心感を両立した、唯一無二の設計がレジャーを楽しむ人からの絶大な人気につながっているのだ。

藤井マリー×三菱デリカD:5
寝っころがれます

デリカのパワートレインは、ディーゼルエンジン+8速AT+4WDのみ。国産ミニバン唯一の、ディーゼルエンジン搭載車だ。

デリカD:5は2007年にデビューしたのち、2012年にディーゼルエンジンを追加している。そして2019年のはじめにビッグマイナーチェンジで大幅進化。その際に内外装をリファインするとともに、トランスミッションを6速から8速化した。

藤井マリー×三菱デリカD:5
タフなミニバン

こうして最新のデリカに乗ると、同じディーゼルエンジンでも静粛性が大幅に高まったことを実感する。

ミニバンだけどミニバンにあらず。まるで実用性の高いSUVである。ボクがデリカを気に入っている理由は、そこだ。(おしまい)

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:藤井 マリー/ヘア&メイク:長谷川 さほ/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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