■スリムなクロムストリップで分割されたアグレッシブなヘッドライトを装備
フォルクスワーゲン(VW)と中国上海汽車の合併会社、「上海フォルクスワーゲン」が販売する「ラマンド」次期型のフルヌード画像が流出、ドイツのエージェント経由で画像を入手しました。
ラマンドは2014年の北京モーターショーにて公開された「ニュー・ミッドサイズ・クーペ」の市販型として同年発売。VW「ゴルフ」をベースとし、「ジェッタ」の4ドアクーペ(リフトバック)版という位置づけとなっています。
第2世代では、スリムなクロムストリップで分割されたアグレッシブなヘッドライトを装備、フロントバンパーの大型エアインテークは、まるでラマンドのフロントマスクに邪悪な笑顔を生み出しているようです。またクラムシェルボンネットと後方へ大きく傾斜したフールラインは、VW「アルテオン」を彷彿させます。
リアエンドでは、ブラックアウトされたテールライトとそれをつなぐストリップライトが見てとれます。またトレンドにのって排気口は見えづらくしていますが、光沢のあるブラック仕上げのテールライトがインサートされていることが確認できます。
ラマンド第1世代では、「MQB」プラットフォームに基づいていましたが、第2世代では「MQB Evo」アーキテクチャに移行すると見られており、これは「ゴルフ8」新型を支えているものと同じプラットフォームです。
パワートレインは、最高出力150psを発揮する1.4リットルTSIエンジンを搭載、前輪に動力を送る7速DSGギアボックスと組み合わされます。
画像と同時にリークされた情報では、全長4,784mm、全幅1,831mm、全高1,469mm、ホイールベース2,731mmと、より大型のアルテオンの下に位置することを示唆しています。
ラマンド次期型は2021年内にデビュー予定で、欧州、北米市場には輸出されず、中国とフィリピンなどでのみ販売されます。