■VW キャディのフォードバージョンが12年ぶりに第3世代へバトンタッチ
フォードのミニバン「トルネオコネクト」の次期型プロトタイプをカメラが捉えました。
トルネオコネクトは、欧州で絶対的人気を誇る商用パネルバン「トランジット」シリーズの乗用車バージョンで、「トルネオカスタム」「トルネオコネクト」「トルネオクーリエ」と3つのボディサイズを持っています。広々とした車内にはマリングッズ、釣り道具、ロードバイクなど多くの遊具を積むことも可能です。
第2世代である現行型は2012年に商用バージョンとともにデビューしており、12年ぶりに第3世代へバトンタッチされます。
フォルクスワーゲンとフォードは、2019年にEVと自動技術を共有するための新しいパートナーシップを締結、さらに2020年にはフォードが小型商用車を独自に開発する余裕がないことからも、将来のモデルにおいて同社と提携を強化しました。
合意のもと、フォルクスワーゲンは次世代のトランジットカスタムを導入、かわりにフォードは新しいVWキャディをトルネオコネクトとして導入することになります。
今年2月には商用車「トランジット」次期型をスクープしていましたが、今回は乗用車バージョンである「トルネオコネクト」の初スクープに成功したました。
プロトタイプはフロントエンドをダミーコンポーネントで偽装していますが、市販型では、グリル、ヘッドライト、ボンネット、バンパー、テールライトにいたるまでフォード専用デザインとなります。
トルネオコネクト次期型のデビューは2022年ですが、この新型ミニバンの後には、フォード「レンジャー」ベースのVW「アマロック」と、VWグループの「MEB」アーキテクチャを基盤とする、まったく新しいフォードバッジの電動SUVが計画されています。