ネアンデルタール人の骨発見/二千円札発行/ホンダのクラリティPHEV発売!【今日は何の日?7月19日】

■ドイツでネアンデルタール人の骨発見

ネアンデルタール人復元図 (C)Creative Commons
ネアンデルタール人復元図 (C)Creative Commons

1849(安政2)年の7月19日、ドイツのデュッセルドルフ郊外のネアンデルタール(渓谷)の洞窟から、一体の人骨を発見。当初は、旧人類の骨という意見に対して否定的な意見が多く確認できませんでした。20世紀になって本格的な鑑定が行われ、旧人類の骨であることが認められ「ホモ・ネアンデルターレンシス」と命名されました。ネアンデルタール人は約40万年~4万年前に生存、ちなみに日本で発見された最古の人骨は沖縄県石垣島の「白保竿根田原洞穴遺跡」で発見された約2万7千年前のものでした。

二千円紙幣
二千円紙幣

また2000(平成12)年のこの日、二千円紙幣が発行。表面が守礼門、裏面は源氏物語絵巻が描かれていました。最初の数年間は流通していましたが、その後は、沖縄県をのぞくとまったくと言っていいほど見かけなくなりましたね。あの頃発行された二千円札は今一体どこにいったのでしょうか、そもそも必要だったのでしょうか、と思ってしまいます。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●ホンダのクラリティPHEV発表!

2018(平成30)年のこの日、ホンダはプラグインハイブリッド車のクラリティPHEVを発表、翌日から販売を始めました。

2018年発売のクラリティPHEV
2018年発売のクラリティPHEV
2018年発売のクラリティPHEV(Rear View)
2018年発売のクラリティPHEV(Rear View)

当時ホンダは、2030年に世界で販売するクルマの2/3を電動化する目標を掲げており、その電動車をグローバルに普及するために「クラリティシリーズ」の展開を図っていました。2016年に、日本で「クラリティFCV」を、2017年には米国でEV「クラリティ・エレクトリック」をリース販売しており、今回のPHEVは2017年末の米国発売に続く発売です。

2018年発売のクラリティPHEV(Skelton)
2018年発売のクラリティPHEV(Skelton)

クラリティPHEVは、すでにアコードやオデッセイで採用している2モーターのハイブリッド「SPORT HYBRID i-MMD」をベースにしています。特長は、エンジンドライブモードとEVドライブモード、ハイブリッドドライブモードの3つのドライブモードにより、燃費と走りの両立を実現していることです。モーターと組み合わせるエンジンは、アトキンソンサイクルを採用した1.5L i-VTECエンジン。駆動バッテリーは容量17kWhのリチウムイオンバッテリーで、満充電時のEV航続距離は三菱のアウトランダーPHEVの65.0kmを大きく上回る114.6km(JC08モード)です。

2018年発売のクラリティPHEV(Hybrid System)
2018年発売のクラリティPHEV(Hybrid System)

価格は、廉価仕様で588万円(アウトランダーは、383万円)と非常に高い価格設定になっています。販売目標が年間1,000台と聞いて、台数よりもホンダの電動化に対する姿勢をアピールするクルマという見方が正しいのではないでしょうか。それにしても高すぎるためか、最近の販売台数は年間100台にも達していません。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

この記事の著者

Mr. ソラン 近影

Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
続きを見る
閉じる