■パールの白い輝きと金属のような陰影を併せ持つ「ホワイトダイヤモンド」を新設定
国産のコンパクトSUVでも古い部類に入る三菱RVRは、1991年2月に「レクリエーショナルビークルランナー」を意味する車名を与えられデビューしました。同社のSUVでは、エクリプス クロスはもちろん、アウトランダーよりも長い歴史を持っています。
現行RVRは、電子制御4WDを備えたコンパクトSUVで、約90ヵ国で販売され、三菱自動車では世界で3番目に販売台数の多いSUV。ボディサイズは、全長4365×全幅1810×全高1640mm(M、BLACK Edition)。
その三菱RVRが2021年7月15日に一部改良を受けました。安全装備の強化が図られたのが朗報です。
「G」と「BLACK Edition」に、メーカーオプションだった後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト付)、後退時車両検知警報システムが標準装備化されています。なお、衝突被害軽減ブレーキシステム(対車両/対歩行者)、誤発進抑制機能(前進時)、車線逸脱警報システム、オートマチックハイビームが全車に標準装備されています。
ボディカラーに「ホワイトダイヤモンド」が新たに設定されています。こちらは、パールの白い輝きと金属のような陰影を併せ持つという、同社独自の高輝度塗装が採用されたカラーで、7万7000円の有償色になります。
インテリアでは、「BLACK Edition」に装着されているコンビネーションシートのクッション、バックレスト面のスウェード調素材に、撥水機能が追加され、飲み物をこぼしたり、アウトドアで趣味を楽しんだりした際でもシートが汚れにくくなっています。さらに、フロアコンソールボックス後席側に、充電用のUSBポート(Type-A/C)が追加され、後席の乗員がスマホやタブレットなどを充電できるようになっています。
1.8Lの直列4気筒エンジンを積む三菱RVR。価格は「M」の2WDが214万3900円、4WDが238万4800円。「G」の2WDが236万9400円、4WDが261万300円。「BLACK Edition」の2WDが250万3600円、4WDが274万4500円です。
(塚田 勝弘)