フォルクスワーゲン・アルテオンがマイナーチェンジ。スタイリッシュで「積める」シューティングブレークを追加

■同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」とアダプティブシャシーコントロール「DCC」を標準装備

2017年の日本上陸以来、スタイリングに惚れたという多くのユーザーを獲得してきたフォルクスワーゲンアルテオンが2021年7月13日にマイナーチェンジを受けました。

フォルクスワーゲン・アルテオン
アルテオン、アルテオンシューティングブレークのエクステリア

今回のマイナーチェンジでは、前後エクステリアデザインのリフレッシュをはじめ、スタイリッシュでより多くの荷物を積載できるアルテオンシューティングブレークの追加がトピックス。

エクステリアは、ロングノーズとワイドなボンネット、特徴的なラジエータグリルとLEDヘッドライトによるスポーティな顔つきが目を惹きます。フロントエンドからリヤに向かって伸びやかなラインを描くシルエットがさらに洗練されています。

フォルクスワーゲン・アルテオン
アルテオンシューティングブレークのリヤビュー

こちらも印象的なキャラクターラインは、フロントのラジエターグリルから始まり、サイドを通って、テールライトクラスターまでスムーズに貫かれています。リヤビューは、シャープなアンダーカット部分が設定され、視覚的に全高を抑える効果を発揮。さらに、ショルダーセクションに力強い印象を付加。また、LEDテールライトクラスターとVWバッジのデザインも変更され、新しさを印象づけています。

フォルクスワーゲン・アルテオン
マイナーチェンジを受けたアルテオンのインパネ

上質になったインパネも見どころ。ダッシュパネルの最上部とドアトリムが高級感のあるレザレットでカバーされ、ステッチが施されたことで、ハイクオリティな室内になっています。

さらに、ダッシュパネルの2層目「Elegance」に新しいウッドパネルが一部グレードに採用されたほか、「R-Line」ではアルミニウムパネルが用意されています。

新型ゴルフやパサート、ティグアンと同様に、最新の運転支援システムが満載されています。同一車線内全車速運転支援システム「Travel Assist」が全車標準化され、設定した車速内で前走車との車間距離、走行レーンの維持をサポート。ステアリングホイールに設置されている「Travel Assist」ボタンを押すだけで作動させることが可能で、ロングドライブなどでのドライバーの負担を軽減。

フォルクスワーゲン・アルテオン
2.0TSIエンジンを搭載する

搭載されるパワートレーンは、最高出力200kW(272PS)、最大トルク350Nmの2.0TSIエンジンを採用。7速DSGと4MOTION(フルタイム4輪駆動)との組み合わせにより、力強く伸びやかな加速を実現したとしています。

また、乗り心地の調整が可能なアダプティブシャシーコントロールの「DCC」の全車標準化も朗報で、ダイナミックな走りと乗り心地の良さを両立。

価格帯はアルテオンが567万9000円〜624万6000円。アルテオンシューティングブレークは、587万9000円〜644万6000円です。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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