■4.0リットルV型8気筒ツインターボ搭載し、最高出力を918ps、最大トルク1180Nmへと強化
ドイツの老舗チューニングメーカー「マンハート Performance」は、アウディ「RS Q8」をフルチューンした「RQ 900」市販型のデリバリー準備が完了したと発表、その最終仕様を初公開しました。
マンハートRQ 900は1年以上前に発表され、最終デザインをプレビューするレンダリングが公開されていましたが、ついに出荷準備が整ったといいます。
ベースとなるRS Q8は、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力600ps、最大トルク800Nmを発揮します。一方、RQ 900では、ECUの再プログラミングに加え、Eventuriカーボンインテーク、独自のインタークーラー、ターボパフォーマンスキット、及び200セル触媒コンバーターを備えるほか、スポーツダウンパイプを追加。
巨大なトルクを処理するために自動変速機をアップデートするなどして最高出力を918ps、最大トルク1180Nmへと強化、これは「Wheelsandmore」の1008psに次ぐ2番目に強力なRS Q8チューニングカーとなります。
そのエクステリアは、ブラックをベースにゴールドをあしらったバブリーなマンハートカラーでラッピング。ワイドフェンダー、フロントスプリッター、サイドスカート、後部にはダブルリアスポイラー、アグレッシブなディフューザー、アクティブなバルブとセラミック、またはカーボンコーティングを施した4つの100mmテールパイプを装備しています。
足回りにはマットブラックで仕上げられたマンハート「クラシックライン」ホイールを装着。ゴールドリングは24インチで、フロント295/30ZR24タイヤ、リアには355/15ZR24タイヤが組み合わされています。純正のエアサスペンションも30〜40mmローダウンされていますが、アウディスポーツのカーボンセラミックディスクに満足できない顧客には、マンハートがブレーキシステムのアップグレードオプションを提供してくれます。
キャビン内でも、ダッシュボード、センターコンソール、ドア、ステアリングホイールなどがエクステリアのグラフィックに合わせてゴールドのバブリー仕様となっているほか、全体的に装飾的なステッチをほどこした独自のフロアマットと新しいレザーを追加しています。
もしあなたがアウディRS Q8の所有者であり、それをマンハートRQ 900にアップグレードしたい場合、追加のパフォーマンスのために26,699ドル(約296万円)、ボディキットのために29,547ドル(約327万円)が必要となるほか、デカールホイール、サスペンションソフトウェア、エキゾースト・ダウンパイプ、インテリアアップグレードなど総額79,989ドル(約887万円)+VAT(付加価値税)の準備が必要となります。