■ウルトラマンの放送始まる
1966(昭和41)年7月10日、本格的な特撮TVドラマ「ウルトラマン」の放映が始まりました。1回目の放送は、前夜祭としてウルトラマンやウルトラ怪獣、科学特捜隊メンバーの紹介だったそうです。本格的なウルトラマンの活躍は次週から始まり、平均視聴率36.7%、最高視聴率42.8%を記録しました。娯楽が少なかった時代とはいえ、いかに多くの子どもが夢中になっていたかがうかがえますね。
また今日7月10日は、”710を逆さにするとOIL”に見えることから、「潤滑の日」や「植物油の日」、「オイルフィルターの日」に制定されています。潤滑油は人間でいえば血液のようなもの。ただし血液は劣化しませんが、潤滑油は時間とともに劣化します。したがって、一般的にはガソリン車では走行距離1万5000~2万km、または1年に1回のオイル交換が推奨されているのです。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●トヨタの10代目カムリ登場
2017年(平成29)年7月10日、トヨタの高級FFセダン「カムリ」が2011年以来のモデルチェンジを行いました。
初代FFカムリは、1982年にデビューしました。直線基調のシャープなスタイルの高級ミドルセダンとして、兄弟車「ビスタ」とともに発売されました。
最大の特長は、トヨタ初となるエンジン横置きFFパッケージングによって広い室内空間を実現したことです。初代FFカムリの国内販売は期待されたほど伸びませんでしたが、国内では堅調な販売を続けました。
そして、11年振りのモデルチェンジによって10代目カムリが登場しました。最大の特長は、トヨタの新しい設計思想「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づいてプラットフォームやパワートレインなどすべてを一新したことです。スポーティでエモーショナルなフォルムに、広い室内空間を確保したパッケージング、パワートレインにはハイブリッドシステムを搭載。ハイブリッドは、新開発の2.5L「ダイナミック・フォース・エンジン」にプリウスと同じ「THS II」ハイブリッドシステムの組み合わせ、駆動方式はFFのみです。これにより優れた動力性能と低燃費を達成、燃費は33.4km/Lと先代よりも30%以上改善されました。
また、「Toyota Safety Sense P」が標準装備され、安全技術の充実したことも大きなセールスポイントです。
カムリは、低迷する国内セダンの中で現在も1万台/年程度の堅調な販売台数をキープしています。日本では比較的地味な存在ですが、世界的にみれば累計販売1800万台を超え、特に米国ではベストセラーモデルに輝く人気モデルなんです。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)