■次世代型Eクラスならば、より広いトラックを取得する可能性
メルセデス・ベンツの主力セダン「Eクラス」次世代型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
第5世代である現行型Eクラスは2016年に発売、2020年には最新のMBUXインフォテイメント技術、最新の安全技術、新しい直列6気筒エンジンなどを導入した改良型を投入しましたが、「Cクラス」や「Sクラス」より1世代遅れており、次世代型の発売が急務となっています。
ドイツの山脈で捉えたプロトタイプは、現行型のテストミュールであり、開発が初期段階であることがわかります。開発車両はプラスチック製のフェンダーフレアを装着、フロントフェンダーの小さな突起物は何らかのセンサーと思われます。
またホイールの中央に取り付けられているデバイスは、リアバンパーのステッカーに記されている「ブレーキテスト」に関連している可能性が高いようです。
このプロトタイプが、「W214」型となる次世代型Eクラスならば、フェンダーフレアからも、より広いトラックを取得する可能性がありますが、テストミュールであることから「AMG GT4ドアクーペ」次期型などの他のモデルの可能性も捨てられないでしょう。
現行型Eクラスの頂点には、最高出力612psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するAMG「E63S」が設定されていますが、すでに「E73」の商用登録が確認されており、最高出力800psを叩き出すハードコアモデルが予想されます。
プロトタイプの状態からも、Eクラス次世代型のデビューは2022年後半と予想されます。