■キヤノンが世界初となるオートフォーカス全自動カメラを発売
1955(昭和30)年7月9日、東京の後楽園遊園地(現在の東京ドームシティアトラクションズ)に日本で初めて本格的なジェットコースターが登場しました。全長1,500m、最高速度55km/h、所要時間2分10秒ほどだったそうです。世界的には、1884年に米国のコニーアイランドに作られたのが最初です。ちなみに、世界最速はアラブ首長国連邦「フォーミュラ・ロッソ」の240km/h、日本最速は富士急ハイランド「ドドンパ」の173km/hです。乗ってみたいですか?
また1982(昭和57)年のこの日、キヤノンからオートフォーカス全自動カメラ「スナッピィ50」が発売されました。自動フォーカスで露出やシャッターもカメラまかせ、当時として画期的なカメラでした。価格は3万4800円、平均初任給が12万7200円の時代なので高価なカメラでしたが、小さな筐体でオートフォーカスを実現させたキヤノンの技術力は、世界的に注目されました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●トヨタのコンパクトミニバン・シエンタ2代目登場!
2015年(平成27)年7月9日、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」が12年振りにフルモデルチェンジし、2代目が発売されました。
初代シエンタは、大ヒットした2001年の中型ミニバン「ヴォクシー/ノア」、2002年の大型ミニバン「アルファード」に続いて、2003年にデビューしました。コンパクトながら7人乗りで高いユーティリティを実現したシエンタも大ヒット。その後2008年にパッソをベースにした実質的な後継車「パッソセッテ」がデビューして、初代シエンタは2010年に販売を終了しました。ところが、スライドドアを採用せず使い勝手が悪かったパッソセッテの販売は低迷、そこで12年振りの2015年、シエンタが再登場することになったのです。
2代目シエンタは、トレッキングシューズをイメージしたフォルムに、リアのドアは先代と同じく左右ともスライド式、後席ほど高くなるシアターレイアウトを採用しているのが特長です。エンジンは、新開発の低燃費1.5Lエンジンに加えて、1.5Lエンジン+ハイブリッドシステムを搭載して燃費を大幅に改善。さらに、急発進・急加速抑制制御やヒルスタートアシストを標準装備し、予防安全支援技術「TOYOTA Safety Sense C」をオプション設定して安全技術も充実させました。
復活したシエンタは、2016年には12万台を超え、その後も年間10万台近く販売する大ヒットモデルになりました。さすがに、2020年頃から人気に陰りが見え始めていますが、その要因はコンパクトなトールワゴン「ルーミー」とコンパクトSUV「ライズ」へのユーザーシフトの影響のようです。自社内での取り合いだから、問題ないのでしょうか。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)