ホンダ「N」シリーズ、10周年を迎える2021年12月を前に累計販売台数300万台を突破

■N-BOXは、2021年上半期の軽自動車販売台数で1位を維持

2021年7月6日、ホンダは販売面で「軽の王者」として君臨するN-BOXを含めた「N」シリーズが累計販売台数300万台を突破したと発表しました。

N-BOXは、2021年上半期の軽自動車販売台数で1位を獲得。登録車を含めた販売台数では、トヨタ・ヤリス(ヤリスクロス含む)が11万9112台で1位になり、2位はN-BOXの11万551台。その差は、約8500台となっています。

ホンダNシリーズ
累計販売台数300万台を突破したホンダN-BOX

300万台を突破したホンダ「N」シリーズは、2011年12月に初代N-BOXが登場して以来、N-BOXを軸に軽自動車だけでなく、登録車を含めた新車販売の現場において存在感を放っています。とくに、N-BOXは、軽スーパーハイトワゴンの代表格として、ダイハツ・タント、スズキ・スペーシアなどのライバルに、ほぼどの時代も差をつけています。

都市部も含めて、ファーストカーとしてのニーズも満たす広さは、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」によるもので、スムーズな走り、内外装のデザインや質感、全モデルに標準装備された先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」などが人気の理由といえるでしょう。

ホンダ Nシリーズ
2011年12月に初代N-BOXが登場して以来、300万台を突破したNシリーズ

今回のNシリーズの300万台突破は、初代N-BOXの登場から9年6ヵ月(115ヵ月目)での記録達成だそう。

現在のNシリーズは、走りとスタイリングが魅力のN-ONE、トータルバランスに優れたN-WGNの軽乗用車に加えて、商用バンのN-VANも用意されています。Nシリーズ登場から絶大な支持を得ているN-BOXを中心に、Nシリーズは成功を収めています。

一方で販売面では、N-BOXが突出していて、N-BOXに続く大ヒットモデルを生み出せるかも気になるところです。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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