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■ネオレトロなスクーターにニューカラー
2020年に創業210周年を迎えたフランスのプジョーは、クルマだけでなくバイクや自転車の生産でも知られている老舗ブランドです。中でも、プジョー製バイクブランド「プジョーモトシクル」は120年以上の歴史を持ち、現在でもスクーターを中心とした魅力的なラインアップを揃えています。
そんなプジョーの最新型スクーター、ネオレトロなスタイルが魅力の「Django(ジャンゴ)」に2021年後期モデルが登場。日本では、総代理店のaideaが7月1日より受注を開始することを発表しました。
●150ccがニューカラーで復活
ジャンゴは、1950年代の「プジョーS55」というモデルをモチーフにしたスタイリッシュなスクーターです。
流麗でグラマラスなボディに、プジョーのライオンマークが入ったフロントグリル、前後セパレートシートなどを採用。ABSやシート下のメットインスペース、スマートフォンの充電コンセントなどで、安全性や実用性も充実しています。
ラインナップには、空冷単気筒の150ccモデルと125ccモデルがありますが、今回は2020年12月に一度生産終了となった150ccモデルが復活。従来から人気がある「ドラゴンレッド」と、新色の「インクブラック」が登場しました。
ドラゴンレッドは、クラシカルなクリームホワイトとビビッドなレッドが、車体のメッキモールを境に、上下でくっきりと塗り分けられたツートンカラー。
インクブラックは、インクのような漆黒のボディとキャメルオレンジのシートが、トラディショナルで上品な印象を与えています。
価格(税込)は、どちらのカラーも、ショートスクリーン付きのジャンゴ 150 エバージョン ABS DXが44万8800円、標準仕様のジャンゴ 150 ABSが42万6800円です。
●125ccはレーシーなグリーンも採用
一方、ジェントルなエンジン特性で誰にでも扱いやすく、通勤・通学や街乗りに最適な125ccモデル。こちらには、今回、「ポーラーホワイト」と「レーシンググリーン」という新色が導入されています。
ポーラーホワイトは、シンプルでシックな白を基調としたモノトーンカラーで、車体後部に施されたハンドペインティング風の「Django」のロゴが、ストリートでも個性を主張します。
一方のレーシンググリーンは、深みのあるグリーンのボディと、ブラックで統一された足回りが印象的です。さらに、1950年代のレーシングカーを発祥とするセンターストライプと、ボディサイドに施されたレーシングゼッケンも採用。レーシングスピリット溢れる色調でスポーティなイメージを演出します。
価格(税込)は、ポーラホワイトの方が、ショートスクリーン付きのジャンゴ125ABS DXが42万1300円、標準仕様のジャンゴ125ABSが39万9300円。レーシンググリーンのジャンゴ125スポーツABSが39万9300円です。
(文:平塚 直樹)