最後のガソリンモデルは「Q8」。アウディが2033年までに内燃エンジンを生産終了へ

■「A3」、「A4」、「A5」、「A6」はすべてフルエレクトリックモデルへ切り変え

アウディは2033年に燃焼車の生産を終了することを正式に発表、2026年から発売するすべてのモデルは電気自動車になることが確実となりました。

アウディ RS Q8_002
アウディ RS Q8

ドイツ新聞「SüddeutscheZeitung」誌は、「内燃機関を搭載したアウディモデルの終焉が近づいており、2026年はインゴルシュタットに本拠を置く自動車メーカーが、ICEを搭載した最終生産モデルを発表する年になるでしょう」と掲載しました。

ただし、アウディはICEに対する中国市場の需要は2033年以降も続くと予想しており、それ以降、ガソリンエンジンを現地で生産する可能性もあり、2050年までにカーボンニュートラルに達すると予想されます。

アウディ 4.0 V8エンジン
アウディ RS6 4.0 V8エンジン

今後の具体的スケジュールですが、次世代の「A3」「A4」「A5」「A6」はすべてフルエレクトリックモデルへ切り替わることがわかっていますが、「A7」や「A8」に関しては発表されていません。

しかし2025年から2026年に登場する「Q8」次期型は、往来のパワートレインを搭載したアウディ最後のモデルとして歴史に残ると予想されています。次期型発売後「Q8」は、2032年にガソリンモデルが廃止される前に、フルエレクトリック「Q8 E-tron」に置き換わるはずです。

また電動クロスオーバーSUV、「Q6 E-tron」が2022年に発売されるほか、「A6 E-tron」が2023年に計画されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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