フォルクスワーゲンの新型クーペSUV「タイゴ」は、全長4.3mのコンパクトサイズ

■角度のあるリアウィンドウや全幅のLEDテールライトを装備

フォルクスワーゲン(VW)の新型クロスオーバー・クーペ「タイゴ」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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VW タイゴ 市販型プロトタイプ

タイゴは、南米とメキシコで発売された「Nivus」(ニーヴァス)の欧州バージョンとなります。「Tクロス」と似ていますが、同社ではスポーティで活気のある外観と、独特のキャラクターを兼ね備えた「カリスマ的なデザイン」だと主張しています。

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VW タイゴ 市販型プロトタイプ

山岳地帯でキャッチしたプロトタイプは、ホイールにテスト機器、ルーフにアンテナを備えた測定デバイスなどが見られ、一見して開発車両であることがわかります。

LEDヘッドライトの間にはワイドなメッシュグリルを装備、プラスチック製のボディクラッディングと緩やかに傾斜したルーフにより結合されています。その他のハイライトでは、角度のあるリアウィンドウや全幅のLEDテールライトが確認できます。

市販型では「ポロ」や「Tクロス」と共有する「MQBAO」プラットフォームを採用、全長は4.3mというコンパクトサイズです。

キャビン内には10.25インチのデジタルダイヤル、その隣に10.0インチのインフォテイメントシステム「VolksPlay」が搭載されているはずです。ブラジルで開発されたこのシステムは、機能性を高めたApp Storeや組み込みのWi-Fiなど、最近のVWで見られるものと同様の技術を搭載しています。また南米の厳しい気候や道路に対応するための耐久性と耐水性も特徴だといいます。

パワートレインは、ニーヴァスから流用される1.0リットル直列3気筒ガソリンエンジンを搭載。最高出力は114hp、エタノール燃料で126hpを発揮、6速オートマチック・トランスミッションと組み合わされます。

タイゴ市販型は今年2021年後半にデビュー予定で、スペインのパンプローナで生産されるといいます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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