まるで近未来ロボ!? ホンダ リッジラインEVバージョンを大予想

■世界最大の成長セグメント、ピックアップトラックEVに参入か?

ホンダは、SUT(スポーツユーティリティトラック)「リッジライン」を販売していますが、そのフルエレクトリックバージョンとなる新型モデルを大予想しました。

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ホンダ リッジラインEV 予想CG

初代リッジラインは、2004年のデトロイトモーターショーでコンセプトモデルとして初公開、アキュラ「MDX」を初めホンダモデルで採用されている「グローバル・ライトトラック・プラットフォーム」の最新バージョンに乗り、ホンダ史上最長のホイールベースを特徴としてました。

現行型は2016年1月にデビュー、フロントマスクはSUV「パイロット」に寄せたデザインに進化していますが、電動化はされていません。

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ホンダ リッジラインEV 予想CG

現在ピックアップトラックは、エレクトリックビークルの世界で最大の成長セグメントの1つと言われています。昨年はGMCが「ハマーEV」をワールドプレミアし、フォードは今年5月に主力EVピックアップトラック「F-150ライトニング」を発表、他の自動車メーカーも追随するとみられます。

予想CGを提供してくれたのは、デザイナーのRene Garcia(レネ・ガルシア)氏です。もちろん、現段階でホンダが承認していないプロジェクトではありますが、同氏の作品には多くのことが期待されます。

車名こそ、ICEを搭載した「リッジライン」と同じ名前を保持していますが、そのエクステリアは大きく異ります。それを支えているのは、床にバッテリーを収納し、フロントとリアの両方に電気モーターを備えたシャーシです。

フロントエンドには、往来のグリルがなく、魅力的なLEDヘッドライトとターンシグナルが備わっています。また目立つスキッドプレートと、2つのオレンジ色の牽引フック、ウィンチも見てとれるほか、ボンネットフードもユニークで、ストラットタワーが見えるような仕組みとなっており、まるで近未来ロボットのようです。

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ホンダ リッジラインEV 予想CG

サイドには、Bピラーがなく観音開きのドアを確認、乗員はスムーズにキャビンにアクセスできます。キャビンと言えば、外観と同じくらいワイルドなデザインを持ち、同社eのスクリーンを彷彿させるダッシュボード幅の湾曲ディスプレイを装備、ヨークスタイルのステアリングホイール、木製アクセント、アンビエントライト、デジタルバックミラーなどが見られます。

ピックアップトラックのエレクトリックは近い将来急加速すると予想され、リッジラインも次期型への世代交代が視野に入っており、そのタイミングで設定される可能性があるかもしれません。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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