MAZDA2の1.5Lガソリンエンジンにダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョンを採用した「SKYACTIV-G 1.5」を追加

■グレージュ色のスエード調人工皮革・グランリュクスを採用した特別仕様車「Sunlit Citrus」を設定

2021年6月25日、マツダはスポーティな走りとエクステリアが魅力のコンパクトカー「MAZDA2」を一部改良すると共に、特別仕様車の「Sunlit Citrus」が発売されました。

一部改良により、一部のガソリンエンジン搭載車(高圧縮比のSKYACTIV-G 1.5を追加)で圧縮比が高められ、燃費と環境性能が引き上げられています。

MAZDA2
MAZDA2の特別仕様車「Sunlit Citrus」

これにより、「MAZDA2 SKYACTIV G 1.5(高圧縮)搭載車のAT/FF」が、2030年度燃費基準における減税対象になります。購入時の自動車税率(環境性能割)が非課税(2021年12月31日までに新車登録するのが条件)、エコカー減税(重量税)が50%減税になります。

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MAZDA2のガソリンエンジン。高圧縮比仕様の「SKYACTIV-G 1.5」が追加されている

さらに、持ち前の運転の楽しさを伸ばすべく、高圧縮ガソリンエンジン搭載モデル(高圧縮比のSKYACTIV-G 1.5)では、アクセル操作に対するクルマの応答性とコントロール性を向上させたそうです。

この高圧縮比の「SKYACTIV-G 1.5」には、「Diagonal Vortex Combustion(ダイアグナル・ボーテックス・コンバスチョン:斜め渦燃焼)」と呼ぶ独自技術が追加され、圧縮比が12から14に高くなり、環境性能を向上。燃費は、WLTCモードで従来のガソリンエンジンから最大6.8%向上しています。

また、高圧縮ガソリンエンジンの制御プログラムは、「e-SKYACTIV X」の開発で培われたエンジン制御技術が採用され、アクセル操作に対するレスポンスとコントロール性が向上したそうです。

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特別仕様車「Sunlit Citrus」のインパネ

今回の一部改良では、装備の充実化も盛り込まれています。スマホをコンソールに置くだけで簡単に充電できるワイヤレス充電(Qi規格)をオプション設定。さらに、簡単な登録で次回からはスマホを取り出さずに自動接続できる「Apple CarPlay」のワイヤレス接続をオプションで用意。

また、AWD車にフロントウインドウにたまった雪を取り除きやすくするワイパーデアイサーが標準装備されています。さらに、ボディカラーに「プラチナクォーツメタリック」が追加されています。

同時に設定された特別仕様車の「Sunlit Citrus」には、シートやダッシュボード、ドアトリムに手触りのいいグレージュ色のスエード調人工皮革・グランリュクスが採用されています。

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特別仕様車の「Sunlit Citrus」の専用シート

また、車名にも使われている「シトラス」カラーを挿し色に加えることで、「燦々と輝く太陽の下での南方への旅」をイメージしたという、明るく開放感のあるインテリアになっています。

ほかにも、狭い駐車場や路地などでも、確認したいエリアの状況が直感的に把握しやすく、より的確な運転操作に役立つ「360°ビューモニター」が標準化されています。インテリアテーマカラーとコーディネートした「専用キーシェル & フロアマット」も用意されます。

一部改良を受けたMAZDA2の価格帯は、145万9150円~271万1500円。特別仕様車「Sunlit Citrus」の価格帯は、196万9000円~244万2000円です。

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特別仕様車の「Sunlit Citrus」の専用マット

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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