■後輪駆動と全輪駆動の両方のバリエーションを用意か?
BMWの主力ワゴンモデル、「3シリーズツーリング」に設定されるハードコア「M3ツーリング」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
M3ツーリングを目撃したのは、スウェーデン北部の雪中で捉えた3月以来です。ミュンヘンの路上で捉えた開発車両は、その時とほとんど変化が見られないようです。M3セダンと同じ巨大キドニーグリル、アグレッシブなフロントバンパーを備えセダンと変わりはなく、違いはルーフの長さとDピラー以降のデザインです。リアバンパーはセダンほどアグレッシブに見えませんが、デビュー時には変更される可能性を秘めています。
最新の噂によれば、市販型にはベースフレーバーと、高性能「コンペティション」フレーバーの両方でM3ツーリングを提供する予定だといいます。つまり、後輪駆動と全輪駆動の両方のバリエーションを用意、パワートレインをセダンと共有します。これはM3ツーリングがコンペティションフレーバー、及び8速ATのAWDのみ提供するという以前の憶測に反していますが、今後の情報が入り次第、修正があればお伝えします。
パワートレインは3.0リットル直列6気筒「S58」ツインターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力は480ps、最大トルク550Nmを発揮しますが、「コンペティション」モデルでは最高出力510ps、最大トルク650Nmへ向上します。
M3ツーリングのデビューは2022年前半、市場では、メルセデスAMG「C63ステーションワゴン」や、アウディ「RS6アバント」など、ドイツのパフォーマンスワゴンと競合することになります。