■エヴォスは中国市場のみを対象、欧州市場もモデルの車名に注目
フォードの欧州Dセグメントモデル「モンデオ」(米国名:フュージョン)の後継モデルをカメラがはじめて捉えました。
フォードは4月の上海モーターショーで「Evos」(エヴォス)をワールドプレミア、誰もがモンデオ/フュージョン後継モデルのプレビューであると予想していました。
しかし、同社プロダクト コミュニケーション マネージャーのマイク・レビン氏は「エヴォスは中国市場のみを対象としています。現在、他の地域で提供する計画はありません」とTwitterですぐに発表しており、欧州、北米モデルの行方に注目が集まっていました。
ドイツにあるフォードの秘密試験場で撮影したプロトタイプは、エヴォスに酷似したLEDデイタイムランニングライトを装備するなどフロントエンドは非常に似ています。
しかし、ルーフラインにノッチバックがあるなど、Bピラー後部のボディには違いがあり、エヴォスに比べてセダンらしいボディスタイルが確認できます。
さらに中国市場向けモデルより最低地上高が低いように見えるため、サスペンションに変更が加えられていることを示唆しています。全長も長く見えますが、セダンであるため、これは錯覚に過ぎないかもしれません。
そのほか注目すべき点は、ポップアップドアハンドル、ルーフ上の大型GPSシャークフィンアンテナの装着です。また後部にはエキゾーストシステムがはっきりと見えており、このプロトタイプがフルエレクトリックモデルではないことも確認、おそらく「エスケープ/クーガ」と共有されるプラグインハイブリッドパワートレインを搭載していると予想されます。
欧州向けエヴォスのワールドプレミアは最速で2021年内と予想されますが、その市販型車名が注目されます。