■ポロも新しいエンブレムや車名ロゴを採用
以前お伝えしたように、フォルクスワーゲン・ゴルフの8代目が日本デビューを果たしました。
発表会でフォルクスワーゲン グループ ジャパンのティル・シェア社長は、ゴルフ8に続き、パサートのプラグインハイブリッド(PHV)やアルテオンシューティングブレークなどを続いて投入し、2022年にはEVシリーズの「ID.」を日本に導入すると明らかにしています。
狭い道や駐車場が多い都市部を抱える日本では、ゴルフの弟分であるポロの行方も気になるところです。フォルクスワーゲンは、今年4月にドイツ本国においてポロのマイナーチェンジ版を発表しています。
エクステリアは「IQ.LIGHT」の採用をはじめ、日本に最近上陸したパサート、ティグアン、ゴルフ8と同様に、「VW」の新しいエンブレム、テールに配される新しい書体の車名ロゴなどが目を惹きます。
機能面では、ポロにも「Travel Assist」が搭載されるようです。なお、ドイツ本国では「IQ.DRIVE Travel Assist」と表記されています。コンパクトカーで同一車線内全車速追従式の部分自動運転が採用されることになります。
「Travel Assist」は全車速域(ゴルフなどは0-210km/h)において同一車線内でACC、レーンキープアシストが高度に作動。なお、現行アルテオンやゴルフ・ヴァリアント、ゴルフGTEには、60km/h以下で作動する「Traffic Assist」が搭載されていて、今後のマイナーチェンジやフルモデルチェンジを機に「Travel Assist」に移行していくと想像できます。
新型ポロには、ナビゲーションシステムやデュアルクラッチトランスミッションの「DSG」と組み合わせた予測型(フォワード・フォワード)ACCも搭載され、運転支援「レベル2」に対応します。
なお、新型ポロはグレード展開も見直され、エントリーグレードの「ポロ」を皮切りに、「ライフ」「スタイル」「R-Line」を設定。日本上陸時期などの詳細はまだ明らかにされていませんが、ロングドライブをより快適に安全に楽しめるBセグメントの登場が待ち遠しいものです。
※上記内容は、ドイツ本国での発表になります。
(塚田 勝弘)