■ベースはアルファロメオ「トナーレ」か? 2022年内に登場
ダッジがまったく新しいサブコンパクト・クロスオーバーSUVを開発しているという情報を入手しました。
その名は「ホーネット」。ダッジが2006年に発表した欧州Bセグメントのコンセプトモデルです。
ホーネットは、センターピラーレスの観音開きドアを装備、乗降性や居住空間の快適性が高く、「PTクルーザー」のようなインパクトと国産車のようなデザインも持ち合わせていました。
ダッジは「ホーネット」の商標を更新、アルファロメオが現在開発中のクロスオーバーSUV「トナーレ」をベースに開発が進めているといいます。また生産もトナーレと同じイタリアの「Pomigliano D’Arco」で組み立てられる可能性が高いようです。
ホーネットコンセプトのパワートレインは、1.6リットル直列4気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載、最高出力170psとされていましたが、市販型ホーネットでは前輪駆動の2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載。トナーレがハイブリッド化されるため、ホーネットもハイブリッドバージョンが設定されると予想されます。
また欧州でも販売されるトナーレと異なり、ホーネットはヨーロッパでは販売されず、米国のみという報告も入っており、市販型の生産は今後12ヵ月以内に開始される予定です。
ホーネットの名称は古く、「AMC」(アメリカン・モーターズ・コーポレーション)が1970年から1977年にかけて製造したコンパクトモデルで最初に使用、前途の2006年コンセプトで復活、生産の承認を得ていたといいますが、最終的にプロジェクトは中止となっており、15年ぶりに発売が実現することになります。