■より整備されたホイールエクステンションを身に着け、フロント&リアバンパーを修正
ポルシェが開発中のハイライディング「911」最新プロトタイプをカメラが捉えました。
リフトアップされた謎の開発車両を初めて見たのは昨年10月のニュルでした。当時のプロトタイプは、奇妙な白いホイールウェルエクステンションを装備、開発初期段階を伺わせていました。
最新プロトタイプでは、より整備されたホイールエクステンションを身に着け、フロント&リアバンパーを修正、ナンバープレートが上部へ移動されているようです。
また車内にははじめて「GT3 RS」のシートを装備、足回りには前後異なるホイールが装着されています。
このプロトタイプの正体は判明していませんが、そのそのルックスからは、1970~80年代に東アフリカのサファリラリーやパリダカールに参戦していた、伝説のラリー仕様「サファリ」後継モデルの可能性が指摘されています。
ポルシェが最後にサファリスタイルを手がけたのは2012年のコンセプトカー「911ビジョンサファリ」で、頑丈なホイールアーチとリフトアップされたボディ、ルーフにはライトバー、分厚いバンパーを装備していました。
インテリアは必要最低限に絞られ、ロールケージとバケットシートが備えられていましたが、今回の市販型モデルでどう進化するのか注目です。
最新情報によると、この派生モデルは「992.2」世代に設定されるとみられ、ポルシェ初のハイブリッドパワートレインが採用される可能性があるといいます。