APOLLO 
■シフトバイワイヤー技術を採用、スイッチはステアリングホイールの右側に配置
フォルクスワーゲン（VW）が開発を進めるマルチバン、「T7」のフロントエンドや車内スケッチなど、新たなティザーイメージが公開されました。
Tシリーズは「欧州のハイエース」的存在であり、現行型「T6」は2019年に「T6.1」へ改良、いよいよ次世代型「T7」へバトンタッチされます。
現在ティザーイメージや最新情報を絶えずリリースし、ティザーキャンペーンが展開されています。
最新の情報では、キャビン内を紹介しています。その車内には後部ルームに最大5つの可動式、および取り外し可能なシートを収容します。また2番目の列は最大180度回転し、3番目の列と対面することができるといいます。
注目は、ギアチェンジなどの操作を機械的なものから電子的なものへ置き換える「シフトバイワイヤー」技術の採用です。
小さなスイッチはステアリングホイールの右側に配置され、低速での操作を容易にする鳥瞰図を備えた10インチのインフォテインメントシステムと同じレベルにあります。T7では、デュアルクラッチDSGギアボックスと、オートまたはボタンを押すだけで作動する電子ハンドブレーキのみ提供されることになります。
往来のギアレバーがないということは、フロントの2つのシート間に空きスペースがあることを意味します。つまり、フロントの乗員は停車中にすばやく後部へ移動、子どもと接したり、クールボックスからドリンクを取り出すなどの動作が可能となります。
またコクピット内を移動する必要がない場合、多機能テーブルを後部から座席間のコンソールとして使用もできます。
T7マルチバン市販型では、VWのMQBプラットフォームを採用。これによりガソリンやディーゼルユニットはもちろん、プラグインハイブリッドなどさまざまなパワートレインと互換性をもつことになります。
PHEVには「ゴルフGTE」から技術を流用した、直列4気筒ガソリンエンジンと小型のモーターが組み合わされると予想されています。
（APOLLO）
