■ポルシェと共同開発「PPE」を採用する最初のアウディモデル
2021年3月に、アウディの新開発・電気クロスオーバーSUVをスクープ、車名を「Q5 e-tron」と報じましたが、市販型では「Q6 e-tron」の車名が最有力であることがわかりました。
市販型では、ポルシェと共同開発された「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を採用する最初のアウディとなります。
この新プラットフォームの詳細は明かされていませんが、ポルシェ「タイカン」やアウディ「e-tron GT」と同様に、スケーラブルで800Vの高速充電が可能となるほか、後輪ステアリングトルクベクタリング、エアサスペンションなどVWグループの「MEB」プラットフォームより多くの利点があります。
今後登場するポルシェ「マカンEV」とは、PPEのほか多くのコンポーネントを共有するため兄弟モデルとなることが確定しています。
捉えたプロトタイプは初期開発段階のため、テールライトにダミーコンポーネントが付けられています。しかし、ヘッドライトのつり上がったアウトライン、下部グリルセクションのおおまかな形状が確認できるほか、フロントバンパーの両側には未完成のエアインテークが見てとれます。
アウディでは2025年までに20台のEVを提供すると発表しており、Q6 e-tronのワールドプレミアは2022年内と予想、市販型では480kmの航続が期待されています。
(APOLLO)