■複数のバッテリーオプションを用意、車名は「GV 70e」か
韓国・ヒュンダイから独立したプレミアムブランド「ジェネシス」は、昨年クロスオーバーSUV「GV70」を発表しましたが、その電動モデルとなる「GV 70e」最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ジェネシスは、レクサスをはじめメルセデス・ベンツやBMWなど欧州プレミアムブランドと争うために立ち上げられたブランドで、GV70はレクサス「NX」、メルセデス・ベンツ「GLC」をターゲットとしています。
ヒュンダイグループは、電化に関して自動車業界で最もエネルギッシュなメーカーの一つといえます。
同ブランドでは、「Ioniq5」を持っているほか、姉妹ブランドのKiaも専用BEVを発売しています。この2台の後には、プレミアムブランドのジェネシスから多数の電動化モデルゼロエミッションモデルが続くと予想されています。
豪雪のスカンジナビアでキャッチした開発車両は、まだまだカモフラージュが厳重です。これは燃焼動力のGV70と比較して、最小限の視覚的な微調整が予想されていることを考えると不思議と言えるでしょう。
予想されるエクステリアですが、ダブルヘッドライトはベースモデルから引き継がれますが、フロントエンドには閉じたグリルを装備、バンパーが微調整され、リアエンドではディフューザーを含むバンパーが新設計される見込みです。
おもしろいことに、GV70eはヒュンダイ、起亜、ジェネシスのすべての未来のEVを支える「Electric-Global Modular Platform」に基づいていません。代わりにICEが電動パワートレインに置き換えられたGV70となります。
パワーユニットに関しては詳細が不明ですが、複数のバッテリーオプションを用意されることが噂されています。開発が順調にすすめばワールドプレミアは2021年内で、2022年前半から販売されるでしょう。
(APOLLO)