■内燃機関Eクラスよりなめらかなルーフライン、LEDライトバー初装備
メルセデス・ベンツが開発中のフルエレクトリック・ミドルセダン「EQE」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
EQEはその車名からもわかる通り、「Eクラス」のEVバージョンとなります。
これまででもっともカモフラージュが軽い状態で捉えたプロトタイプは、ディテールが隠されているものの、プラスティックのクラッディングが剥がされ、はじめて生産型ボディパネルが露出しました。それにより、EQSより少し伝統的なセダンの形であることがわかるとともに、内燃機関Eクラスよりなめらかなルーフラインが確認できます。
フロントエンドでは、中のグラフィックは微妙ですが、はじめてLEDライトバーやヘッドライトのアウトラインらしきものが確認できるほか、ボンネットフードも露出しています。リアエンドでは、市販型LEDテールライトも装着されたようです。
比較的短いオーバーハングは、EQEが電気自動車専用のプラットフォーム上に構築されており、厚いサイドスカートがバッテリーパックを隠している可能性があることを示しています。また、エンジンがなく、小さな電気モーターとバッテリーの搭載、EVプラットフォームによりSクラスレベルの内部空間を提供してくれます。
EQE市販型のワールドプレミアは、2021年9月にフランクフルトから場所が変更され開催される、第1回「ミュンヘンモーターショー」が有力です。ドイツのジンデルフィンゲンにある、メルセデスの新しいファクトリー56で生産され、その後は派生クロスオーバー「EQE SUV」の発売も濃厚となっています。