ブリヂストンがスタートさせたタイヤのサブスク「Mobox(モボックス)」とは?

■メンテナンス、パンク保証まで万全のサービスを用意

映画の配信や音楽の聞き放題からクルマや家具、家まで、非常に多様なジャンルに及んでいるサブスク(サブスクリプションサービス)は、基本的には一定期間、決まった料金でサービスを利用できるものです。

ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストンリテールジャパンは、乗用車用タイヤのサブスクリプションサービス「Mobox(モボックス)」の提供をコクピット・タイヤ館で2021年4月1日より開始しています。

ブリヂストン モボックス
ブリヂストンのサブスク「モボックス」がサービス開始

自動車業界は、100年に一度と言われる大変革の時代を迎え、「MaaS(Mobility as a Service)」や「CASE[C(Connected:コネクテッド)、A(Autonomous:自動運転)、S(Shared & Service:シェアリング/サービス)、E(Electric:電動化)]」、あるいは「SDGs[Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)]」などの新しいキーワードが聞かれるようになっています。

こうした新しい流れが加速し、ユーザーの生活スタイルや消費スタイルも変化。ブリヂストングループは、こうした変化に対応すべく、「タイヤに安心感と気軽さを」というコンセプトで、サブスクリプションサービス「Mobox」を提案し、同サービスを開始するとしています。

「Mobox」とは、タイヤとメンテナンスを月額定額で利用できるサブスク。専門知識を有するスタッフによる使用用途に合わせたタイヤの提案、そして組替と脱着に加え、パンク補償、定期的な安全点検や各種メンテナンスなど、安心感のあるサービスを気軽に利用できるというメリットがあります。

ブリヂストンでは「Mobox」を通じて、ユーザーの安心・安全な移動を支えると共にタイヤを適切に管理し、長く使うことで資源生産性の向上に貢献。

また、多くの自動車ユーザーがタイヤの空気圧が不足している中で走っている、といった統計もあります。この課題に対しては、適切なタイヤ管理を提供できる同サービスを活かし、適正空気圧を保つことで燃費悪化を抑制し、CO2排出量の削減に寄与する狙いもあるそうです。

「Mobox」の利用期間は、2年間(24ヵ月)、月額定額支払いで、コクピット・タイヤ館の353店(2021年4月現在)で対応しています。契約プランは「スタンダード」と「ライト」があります。

ブリヂストン モボックス
タイヤのサブスク「モボックス」

「スタンダード」は、「タイヤ(ブリヂストン製タイヤ4本/REGNO、 Playz、 ECOPIA、 そのほか一部ブランド)」「脱着・組替・センターフィット (初回取付時)」「パンク補償(契約期間内有効)」「窒素ガス充填(契約期間内 無制限)」「ローテーション・センターフィット (2回)」「安全点検(契約期間内 無制限)」「メンテナンス通知(定期的にメンテナンス時期を通知)」というサービスが付きます。

「ライト」は、「スタンダード」から「窒素ガス充填」「ローテーション・センターフィット」を引いた(抜いた)サービスです。

タイヤ管理やメンテナンスは面倒…という方も含めて安心して使えるサブスクの「Mobox」は、急なタイヤの出費(パンクなどのトラブル)に遭遇しても上記のようなサービスが付いているので安心です。

塚田 勝弘

【関連リンク】

ブリヂストン Mobox(モボックス)
https://mymobox.bridgestone.co.jp/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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