■より湾曲したフロントエンド、まっすぐなグリルを確認
以前、ジープが開発中とみられる次世代CUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)市販型プロトタイプを捉えたましたが、その市販型を示唆するティザーイメージが初公開されました。
この新型モデルは、「コンパス」をベースとした3列7人乗りということがわかっています。ティザーイメージからはより湾曲したフロントエンド、まっすぐなグリルなど、単なるコンパスのロングバージョンとは言えそうにもありません。
さらに車名の最後の文字「ER」が確認でき、「Commander」が市販型の有力候補となっています。「Commander」は2000年半ばから後半にかけて、グランドチェロキーベースの3列7人乗りSUVとして使用されていたほか、現在中国で「Grand Commander」として発売されており、ジープでは馴染みが深い車名といえます。
キャビン内では、10.25インチのデジタルインストルメントクラスタや、8.4インチ、および10.1インチのインフォテインメントシステムなど「コンパス」から引き継ぐとみられています。
また、アクティブクルーズコントロール、レーンキープアラート、ブラインドスポートアラート、自動緊急ブレーキを装備するほか、4Gコネクト、AppleCarPlay、AdroidAutoを介したワイヤレススマートフォンミラーリング、Wi-Fiを備える新しいジープマルチメディアシステムなどが搭載される予定です。
パワートレインは、四輪駆動モデルが最高出力200psを発揮する2.0リットルターボディーゼルエンジンを搭載、9速ATと組み合わされます。また前輪駆動モデルでは、最高出力180psを発揮する1.3リットルガソリンターボエンジンが搭載されることが予想されています。
ワールドプレミアは今秋とみられ、ブラジルで生産されます。