■快適な走り
「このクルマ、エンジンの音がしないのはどうして?」と彼女。
おっと、そこからか。
HONDA eはEV(電気自動車)で、バッテリーを充電した電気を使ってモーターを動かして走るからエンジンは積んでいないんだ。
そう彼女に説明したらなんとなくわかってもらえたようだけど、エンジンの音がしないのは新鮮で、やっぱりちょっと慣れないみたい。
ドライバー目線で言えば、そんなEVはアクセル操作に対するシャープな反応と伸びやかな加速は運転していて楽しい。そのうえ、音だけじゃなく振動も発生しないから快適だ。
■ギミックが楽しい
だけどボクは、このクルマのポイントは「電気自動車ってことだけじゃないな」と思っている。
モーターショーのステージに並ぶコンプトカーみたいなデザインもそうだし、ダッシュボード上にズラリとディスプレイを並べたインテリアにも新しさがある。そしてソファーみたいなデザインのモダンなシートも、普通のクルマとはちょっと違う。
鏡じゃなくてカメラとモニターを使ったドアミラーとか、キーを持たなくてもスマホでドアロック/アンロックやシステム起動ができるのも新しい(日本向けの国産車で初採用)。そんな先進ギミックの採用も、HONDA eの特徴だ。
「世の中のちょっと先を行くクルマなのかな」
そんな彼女のイメージは、まさにだと思う。