■V6から2.0リットル直列4気筒ターボチャージャー「M1394」エンジンに置き換え
メルセデス・ベンツは、2月に主力モデル・新型「Cクラス セダン/ステーションワゴン」を発表したばかりですが、その高性能モデルとなるAMG「C43」のプロトタイプをカメラが捉えました。
C43は、ベースモデルとハードコアモデル「C63」の間を埋めるべく誕生したパフォーマンスモデルです。
厳冬の北ヨーロッパで捉えたプロトタイプは、カモフラージュとクラッディングで覆われています。フロントのクラッディングの下には、よりアグレッシブなエアインテークやバンパー、ダミーグリルの下にはパナメリカーナグリルが隠されているはずです。
後部では、円形クワッドエキゾーストパイプ、足回りには大型のクロスドリルブレーキローター、あるいはカーボンセラミックローターが搭載されます。
9速AT、および全輪駆動システムと組み合わされるC43のパワートレインは、3.0リットルV型6気筒から、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャー「M1394」エンジンに置き換えられます。
これにマイルドハイブリッド技術を組み合わせることにより、最高出力は現行型の385psから416ps、最大トルクは500Nmまで高められると予想されています。
マイルドハイブリッドシステムは、電動コンプレッサーとベルト駆動の電気モータージェネレーターを含む可能性があり、後者はエンジンスターターとして機能しますが、高負荷時にブーストを提供、ブレーキング時にエネルギーを回収することもできます。
メルセデスは新型Cクラスを発表したばかりのため、AMG C43のデビューは早くとも今年後半、遅れれば2022年初頭から春あたりとなりそうです。