■「シアン FKP 37」の「スーパーキャパシタシステム」を採用か
ランボルギーニは、2021年内に2車種のV型12気筒エンジン搭載モデルをリリースすることを明らかにしました。
業績好調の同社では、2021年にウラカンのハードコアモデル「ウラカンSTO」(スーパーロフェオ・オモロガータ)のデリバリーを開始、その後2台の新たなV12モデルを投入し、さらなる販売台数を伸ばす計画を持っているようです。
現段階で2台のモデルに関して言及していませんが、CEOのステファン・ヴィンケルマンは、電気エネルギーの蓄電に「シアン FKP 37」の「スーパーキャパシタシステム」を採用することを示唆しているようです。
シアン FKP 37は、「アヴェンダドールSVJ」に搭載されている6.5リットルV型12気筒自然吸気エンジンをボアアップして搭載、最高出力は785hpを発揮、0-100km/h加速は同ブランド最速となる2.8秒で駆け抜けます。
昨年捉えた謎のアヴェンダドール開発車両には、往来のエンジンカバーが削除され、代わりにカーボンファイバーの装飾品がみられたほか、ユニークなリヤバンパー、ディフューザー、エンジンカバーの2つのフードピン、そしてアヴェンダドール「SVJ」と同様のエキゾーストシステムをインストールしており、新型V12のプロトタイプの可能性が高いです。
このプロトタイプからも2台のうち1台はアヴェンダドールのバリアントと予想できます。また、ランボルギーニが、1971年のジュネーブモーターショーで発表された「カウンタック プロトタイプ」の50周年を祝うために、アヴァンタドールのスペシャルモデルを発表するという情報もあり、こちらは限定100台とも噂されています。
さらに、もう1台の可能性として、「SC20」のようなVIP顧客から委託されたワンオフモデルと考えらるでしょう。
ワールドプレミアの時期は不明ですが、間違いなくエキサイティングなモデルになると思われます。
(APOLLO)