■巨大キドニーグリルは見送り、ヘッドライトはややスリム化
BMW のフラッグシップ4ドアクーペ「8シリーズ グランクーペ」改良型プロトタイプをカメラがはじめて捉えました。
初代8シリーズは1990年に登場、2ドアクーペのみ設定されていましたが、実用性がコストに見合わないなどの理由で1999年に生産終了となりました。その後2018年に復活、2ドアクーペと実用性の高い4ドアグランクーペが設定されており、これが初のLCI(改良型)となります。
BMWの改良、新型となればキドニーグリルの巨大化に注目が集まりますが、プロトタイプを見る限り現行型とほぼ同じサイズが見てとれます。しかし、ヘッドライトがわずかにスリムになっているほか、下部セクションがカモフラージュされており、デザインが刷新されることは間違いありません。またリヤエンドでは、テールライトのグラフィックが変更されている様子もうかがえます。
内部の画像はありませんが、ダッシュボードには覆いかぶされたフェルトがあるようにみえます。これはインテリアデザインにいくつかの調整がなされることを示しているとみていいでしょう。インフォテインメントシステムのソフトウェア・アップデートとともに、トリム類の見直しもされると思われます。
パワートレインは、3.0リットル直列6気筒ターボガソリン/ディーゼルエンジン、4.4リットルV型8気筒ツインターボガソリンエンジンがキャリオーバーされると予想されますが、大量販売ではなくプレミアムに重点を置くモデルのため、改良モデルで販売価格が上昇する可能性がありそうです。
8シリーズグランクーペは2018年に登場したばかりで、改良型のデビューは2022年以降となるでしょう。
(APOLLO)