■1949年の今日、はとバスが運行開始
1839(天保3)年3月19日、フランスのルイ・マンデ・ダゲールが写真機を発明しました。銅板にヨウ化銀と臭化銀を塗り、この表面に映像を写すというもの。それまで8時間もかかっていた写真が、25分で撮れるようになりました。日本には、1842年にオランダから持ち込まれ、これで写された島津斉彬の肖像が日本最初の写真とされています。
また1949(昭和24)年のこの日、はとバスが運行を始めました。2階建ての観光バス「アストロメガ」が有名ですが、これはベルギーのバスメーカーとスウェーデンのエンジンメーカー、はとバスの3社が共同で製作。それまでは、三菱ふそうトラック・バスの2階建てバス「エアロキング」が使われていました。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2017(平成29)年3月19日、トヨタがジュネーブモーターショーで小型EVのコンセプトモデル「TOYOTA i-TRIL」を世界初公開しました。
i-TRILは、「走る楽しさを追求する近未来の都市型モビリティ」として、都市生活者のニーズに応える形で提案された小型EVです。ボディサイズは、2830/1500/1460mm(全長/全幅/全高)で、空車重量は600kg、ホイールベースは2080mm。クルマの中心にドライバーを配置する1+2の3人乗り、満充電時の航続距離は200kmです。
i-TRILには、多くの最新技術が採用されていました。車両運動制御では、2013年発表の2人乗り3輪パーソナルモビリティ「i-ROAD」で開発された「アクティブリーン機構」を採用。アクティブリーンとは、コーナリング時に左右の前輪が車体の向きに合わせて自動的に上下してバランスを取って制御する機構です。その他にも、ドアを開ければ自動的にステップ部が持ち上がる機構、ドライバーズシートがドア側に回転する仕組み、ステアリングは通常のホイール型でなくジェット機のような両手で制御する操縦桿タイプ、またペダル類がないので操縦桿でアクセルやブレーキ操作を行うバイワイヤ方式など先進技術満載です。
近未来的でカッコいいですが、普通の町並みで走ると浮いてしまいそう。最近話題になっている静岡のトヨタ近未来都市構想「ウーブン・シティ」ならピッタリですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)