■欧州キャンピングカー市場では7割以上のシェアを誇る人気モデル
フィアットが製造する大型バン「デュカート」次期型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
デュカートは1981年に初代が誕生、プジョー「ボクサー」やシトロエン「ジャンパー」とは兄弟モデルとなっています。キャンピングカーにカスタマイズされることが多く、欧州キャンピングカー市場では7割以上のシェアを誇る人気モデルです。
3代目となる現行型は2006年に発売されており、実に15年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
捉えたプロトタイプは開発初期段階とみられ、ダミーのコンポーネントが多く装着されている様子が伺えます。市販型ではラジエターグリル、フロントバンパー、ヘッドライトなど、すべて新設計されることが予想されます。また、リアアスクルに、サスペンションのアップグレードを示唆するステッカーがいくつかあるのも興味深いです。
ウィンドウからチラッと見えるコックピットは大部分が覆い隠されており、大型でユーザーフレンドリーなグラフィックスを備える新しいインフォテイメントシステム、Ram「ProMaster」のようなデジタルバックミラー、トリム類の改訂など大刷新されることが予想されます。
デュカート次期型のデビューは、早くとも2022年と予想されています。キャンピングカーとして重宝する1.9m以上の車内高、180度回転するフロントシートなどは健在で、次期型でもキャンピングカーとして盤石の人気は継続しそうです。
(APOLLO)