■乗り降りに影響
「私が気に入っているのは、乗り降りがしやすいところ」。
スバル「XV」に乗り換えてしばらくたった時、彼女はボクにそんな告白をした。それはもっともだと思う。
XVのボディは「インプレッサスポーツ」と同じだけれど、クルマとしての違いは背の高さ。インプレッサスポーツの全高(ルーフの高さ)は1480mmで、XVの全高は1550mm(ルーフレール装着車は1595mm)。XVは70mmも高い。けっこう違うのだ。
この70mmは、乗り降りに大きな影響を与える。着座位置も地面に対して70mm高くなるから、乗り降りする際の姿勢変化が少なくなるのだ。
乗り比べてみるとわかるけれど、70mmって実は結構違う。だから、彼女は「乗り降りがしやすい」と感じているというわけ。
●見逃せないポイント
「乗り降りのしやすさってね、女性のほうが敏感じゃないかな。スカートを履いているときには足の動きに制約が出るから、シートがある程度高いと楽。あと、座る位置が高いほうがヒールの先も気になりにくいしね」(彼女)
確かに言われてみるとそうかも。
でも、XVの乗り降りのしやすさはボクだってわかるんだよ。それってクルマを使うたびに感じる部分だから、クルマを選ぶときには見逃せないポイントだと思っている。(つづく)
(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:牧野 澪菜/ヘア&メイク:牧 詠子/写真:ダン・アオキ)