ヒュンダイ史上初のピックアップトラック誕生へ。ホンダ リッジラインをターゲットに2021年内登場か?

■2015年のコンセプトモデルからついに市販化、「サンタフェ」とプラットフォームを共有

ヒュンダイは、同ブランド初となるピックアップトラック「サンタクルーズ」を現在開発していますが、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

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ヒュンダイ サンタクルーズ 市販型プロトタイプ

サンタクルーズは「コンパクト・ユーティリティビークル」として2015年のデトロイトモーターショーでコンセプトモデルが登場。6年の歳月を経ていよいよ市販化が確定、開発テストが始まっているようです。

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ヒュンダイ サンタクルーズ 市販型プロトタイプ

フィンランド・ラップランドの湖でキャッチした市販型プロトタイプはキャブではなく、クルーキャブ(2列以上のシート)のレイアウトを持つため、コンセプトモデルより大型に見えます。

市販型では、人気SUV「サンタフェ」とプラットフォームを共有、プロトタイプには垂直なフロントエンドに「エラントラ」次期型に似たグリル、その両側に隣接する大きなバンパー一体型ヘッドライト、上部にはターンシグナルをかねるスリムなLEDデイタイムランニングライトの一部が見てとれます。

また、リアドアハンドルが通常の後部位置へ移動され実用性が高められているほか、傾斜したCピラー、ドアの角張ったアクセントなどを見ることができます。

パワートレインは、エントリーモデルに最高出力185ps・最大トルク241Nmを発揮する2.4リットル直列4気筒エンジンと最高出力238ps・最大トルク352Nmを発揮するターボチャージャー付き2.0リットルモデルが予想されており、8速トランスミッションと組み合わされます。

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ヒュンダイ サンタクルーズ 市販型プロトタイプ

市場ではホンダ「リッジライン」らと争うことになりますが、リッジラインが37,600USドル(約395万円)なのに対し、30,000USドル(約315万円)と価格でも競争力を高める可能性が高そうです。

サンタクルーズのワールドプレミアは2021年内で、今年後半からアラバマ州のヒュンダイ・モンゴメリー工場で量産に入る予定となっています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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