■2015年のコンセプトモデルからついに市販化、「サンタフェ」とプラットフォームを共有
ヒュンダイは、同ブランド初となるピックアップトラック「サンタクルーズ」を現在開発していますが、その市販型プロトタイプをカメラが捉えました。

サンタクルーズは「コンパクト・ユーティリティビークル」として2015年のデトロイトモーターショーでコンセプトモデルが登場。6年の歳月を経ていよいよ市販化が確定、開発テストが始まっているようです。

フィンランド・ラップランドの湖でキャッチした市販型プロトタイプはキャブではなく、クルーキャブ(2列以上のシート)のレイアウトを持つため、コンセプトモデルより大型に見えます。
市販型では、人気SUV「サンタフェ」とプラットフォームを共有、プロトタイプには垂直なフロントエンドに「エラントラ」次期型に似たグリル、その両側に隣接する大きなバンパー一体型ヘッドライト、上部にはターンシグナルをかねるスリムなLEDデイタイムランニングライトの一部が見てとれます。
また、リアドアハンドルが通常の後部位置へ移動され実用性が高められているほか、傾斜したCピラー、ドアの角張ったアクセントなどを見ることができます。
パワートレインは、エントリーモデルに最高出力185ps・最大トルク241Nmを発揮する2.4リットル直列4気筒エンジンと最高出力238ps・最大トルク352Nmを発揮するターボチャージャー付き2.0リットルモデルが予想されており、8速トランスミッションと組み合わされます。

市場ではホンダ「リッジライン」らと争うことになりますが、リッジラインが37,600USドル(約395万円)なのに対し、30,000USドル(約315万円)と価格でも競争力を高める可能性が高そうです。
サンタクルーズのワールドプレミアは2021年内で、今年後半からアラバマ州のヒュンダイ・モンゴメリー工場で量産に入る予定となっています。
(APOLLO)