約18秒で開閉可能なソフトトップを備えた、新型BMW 4シリーズカブリオレが登場

■387PS/500Nmを誇る「M440i xDrive Cabriolet」も設定

縦型フロントグリルが話題を集めている現行BMW 4シリーズ クーペ。2021年2月25日、4シリーズ クーペをベースとしたカブリオレが発表され、同年3月以降デリバリーが開始されます。約18秒で開閉可能なソフトトップを備え、AピラーからCピラーまで流れるようなルーフラインを描いたエクステリアが魅力。

BMW 4シリーズカブリオレ
新型BMW4シリーズカブリオレのエクステリア

リヤビューは、BMW伝統のL字型リヤコンビネーションライトをBMW 4シリーズ同様に搭載、立体的かつ有機的な曲線が印象的です。さらに、ライトまわりをブラックアウトとすることで、BMWのクーペモデルらしい個性が演出されています。また、リモコンキーを持っていなくてもiPhoneでドアのロック、アンロックのほか、エンジン始動も可能なデジタルキー(BMWとAppleが共同開発)も採用されています。

「420iカブリオレ」に搭載されるパワーユニットは2.0Lの直列4気筒ターボで、最高出力184PS(135kW)/5000rpm・最大トルク300Nm/1350-4,000rpmを発揮。WLTCモード燃費は13.3km/L。

「M440i xDrive Cabriolet」には、最高出力387PS(285kW)/ 5800rpm・最大トルク500Nm/1800-5000rpm を誇る、直列6気筒ガソリンターボを搭載。0-100km/h加速は、4.9秒という俊足ぶりです。

BMW4シリーズカブリオレ
BMW4シリーズカブリオレの走行イメージ

BMWのインテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」や「Mアダプティブ・サスペンション」「Mディファレンシャル」により悪路でも安定したコントロールとスポーティな走りを引き出せます。

ほかにも、カブリオレ化に対応するべくボディやシャーシにも手が入れられています。サスペンション取り付け部やアンダーフレームが強化されているほか、高剛性ボディを採用することで、ロール剛性の強化が図られたそう。

また、スポーティなハンドリングを得るためと、屋根を開けた状態での衝突時における安全性能を向上させるべく、カブリオレモデルならではの補強が施されています。安全機能、運転支援システムも最新装備を用意。4シリーズ クーペと同様、高性能3眼カメラ&レーダー、高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムが標準装備されます。

BMWの他モデルでもお馴染みになっている高速道路での渋滞時に使える「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」が装備され、一定の条件下で、ステアリングから手を離しての走行ができます。最新のコネクティビティも用意されています。

BMW4シリーズカブリオレ
BMW4シリーズカブリオレのインパネ

「OK, BMW」と話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定などが可能。「Apple CarPlay」に対応するのはもちろん、「BMWコネクテッド・ドライブ」の標準装備により、スマホで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、使い勝手の向上も図られています。

価格は「BMW 420i Cabriolet」が641万円、「BMW 420i Cabriolet M Sport」が696万円。「BMW M440i xDrive Cabriolet」が1089万円です。

BMW4シリーズカブリオレ
BMW4シリーズカブリオレのリヤビュー

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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