■長く傾斜したフールラインなどスバル「レガシィ アウトバック」を彷彿
フォードは現在、モンデオ/フュージョンファミリー次期型を開発しているとみられますが、その派生モデルとなる「モンデオ Evos」(仮称)プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代モンデオは、フォード「シエラ」後継モデルとして1993年に発売、日本でも翌1994年からセダンとステーションワゴンが導入されました。現行型となる第4世代は2013年に登場、北米市場で販売される「フュージョン」とはアーキテクチャを共有する兄弟モデルとなっています。
北ヨーロッパの凍りついた湖で捉えたプロトタイプからは、オフロードにインスパイアされたハイライディングスタイルが確認できます。また、ホイールアーチクラッディングや長く傾斜したルーフライン、上昇するベルトラインなども見てとれ、スバル「レガシィ アウトバック」に似たボディスタイルが予想されています。
フロントエンドではスリムなLEDヘッドライトを装備、カモフラージュされたグリルは大型の八角形になるはずです。また、ドアハンドルが完全に隠されており、ポップアップドアハンドルの採用も期待できるでしょう。
ルーフ後方にはテールライトを備える直立したテールゲートがあり、足回りには20インチホイールが装着されています。
内部も大幅な進化が予想されています。ダッシュボードの幅全体に広がる未来的なタブレットスタイルのタッチスクリーンユニットが噂されているほか、フォード最新のロータリーオートマチックギアセレクタを備えた、ミニマリストとセンターコンソールが装備されるといいます。
パワートレインは、2.0リットル直列3気筒、および直列4気筒ターボチャージャーガソリン/ディーゼルエンジンを搭載、遅れてハイブリッドやプラグインハイブリッドといった電動モデルも設定される可能性があるでしょう。
市販型の車名は2011年に公開された「Evosコンセプト」から流用される「モンデオEvos」、または「モンデオ アクティブ」などが予想されています。いずれにしても、モンデオにとって第5世代は大きな転換期となることは間違いありません。
(APOLLO)