■人力飛行機が初飛行。多くの若者が憧れた白いソアラ
1966(昭和41)年のこの日、日本大学のグループが製作した人力飛行機「リネット号」が、調布飛行場で高度1m、距離10mの初飛行に成功。1977年には、2093.9mの世界記録を達成しました。人力飛行機とは、その名の通り人間の体力のみを推進力とする飛行機で、自転車のようにペダルを漕いでプロペラを回す方式が一般的です。
また2005(平成17)には、青森県の七戸十和田駅と新青森駅間を結ぶ全長26.455kmの新幹線用のトンネルが完成しました。当時は、世界一長い陸上の鉄道トンネルでした。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
今から40年前の1981(昭和56)年2月27日、トヨタから高級2ドアクーペ「ソアラ」が発売されました。ソアラは、1980年代の高級車「ハイソカー(High Society Car)」ブームを牽引した時代を象徴するクルマです。
トヨタを代表するイメージリーダーとして、欧州車にも負けない最高級スペシャリティカーを目指して開発されたソアラ。当時のすべての先進技術が結集され、新たに開発された国内最高の170PSを発揮する高性能6気筒の2.8Lと2.0Lエンジンを搭載。また、先進性をアピールするディジタルスピードメーターやマイコン式オートエアコン、エア式のランバーサポート、メモリ機能付きリクライニングシート、ブロンズガラスなど国内初となる数多くのエレクトリック技術が採用されました。
ターゲットにしたのは40歳代以上の高給サラリーマンでしたが、高級車ながらスポーティなイメージが強調されたソアラは多くの若者にも支持され、特にスーパーホワイトと呼ばれた白いソアラは大人気となりました。さらに、1986年に発売された2代目はバブル期と重なり、初代にも増して大ヒットを記録しました。
1970年代のオイルショックと排ガス規制を乗り越え、1980年代は日本中が贅沢に憧れ、贅沢の象徴であった高級車が飛ぶように売れた時代でした。機能的で安価な軽自動車が売れる現在とは対照的ですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)