■エントリーモデルに「i435」設定、最高出力は280hp
BMWが現在開発中の新型フルエレクトリックモデル「i4」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
これまでで最もカモフラージュが軽い状態で捉えたプロトタイプは、ダミーのボディパネルの一部を外し、最終デザインの形状を明らかにしつつあります。
ドイツのナンバープレートを備え、閉じたキドニーグリルが4シリーズと同じく巨大化されていますが、バンパーの下部は偽装されており、グリルのフルサイズを確認することはできません。
i4と内燃機関エンジンの4シリーズグランクーペとの類似点はヘッドライトです。2つのC型LEDデイタイムランニングライトと、メインビームの2つのプロジェクターレンズを備えています。
一方、大きな違いはフロントフェンダー後部の通気口です。これにより抗力を軽減、i4EVの航続距離をアップするエアカーテンが作成される可能性があります。
さらに、チャージポートが左フロントフェンダーから右リアクォーターへ再配置、ボディカラーと同色のキャップとスリムなLEDターンシグナルを備えた市販型サイドミラーも初めて露出しています。リアではテールライトも鮮明になっているほか、これまであったホイールアーチのエクステンションが削除されたことにより、アーチがより滑らかになっている様子が伺えます。
EVパワーユニットは最大出力530hpを発揮、1回の充電で最大600kmの走行が可能、0-100km/h加速は4.2秒のパフォーマンスを誇ります。
最新情報では「i435」と呼ばれるエントリーモデルをラインアップ。i435には後輪駆動のシングルモーターを搭載、最高出力は280hpに抑えられますが、アウディ「e-tron GT」同様に「オーバーブースト」機能により最大330hpを発揮するといいます。
(APOLLO)