■プラットフォームには「K1」採用、インド市場で大暴れの可能性
韓国・ヒュンダイが開発中とみられる新型コンパクトクロスオーバーSUV市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
車内コード「AX1」と呼ばれる新型モデルは、ヒュンダイにある多数のハイライディングモデルのさらなる拡大を狙って開発されています。
スウェーデン北部の凍った湖で捉えたプロトタイプは、カモフラージュとボディクラッティングで覆われていますが、プラットフォームには「K1」アーキテクチャを採用し、ボディシルエットはスズキ「イグニス」を彷彿とさせ、その背の高いスタンスからはマイクロSUVの魅力が伝わってきます。
またリアドアハンドルはCピラーにマウントされ、リアエンドにはハイマウントテールライトを装備。フロントオーバーハングは短く、コンパクトなエンジンを示唆しています。注目はディスクブレーキが4輪全てにみられることで、このサイズのクルマには珍しいことです。さらにフロントサイドウィンドウはリアウィンドウよりわずかに大きく、ドアの下まで伸びているのも特徴的です。
パワートレインは最高出力68hp・最大トルク99Nmを発揮する1.0リットル直列3気筒ターボエンジンを搭載、最高出力82hp・最大トルク113Nmを発揮する1.2リットルガソリンユニットをラインアップ、5速MTギアボックス、またはオートマチックトランスミッションと組み合わされます。
市販型はインド市場で発売予定ですが、市場で50%を誇るスズキをはじめ、トヨタ、ホンダなど日本メーカーににとって脅威となることは間違いないでしょう。
AX1のデビューは2021年内と予想されています。
(APOLLO)