■「AMG S」ファミリーに加わる新たな電動モデルは700ps
メルセデス・ベンツ「Sクラス」に設定されるハードコアモデル「AMG S」ファミリーに、新たな電動モデルが登場することがわかりました。
その名は「S63e」です。「S580e」が3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジンと電気モーターにより最高出力517psを発揮するハイブリッドであるのに対し、「S63e」では、4.0リットルV型8気筒エンジンに加え、リヤに電気モーターを組み合わせることにより最高出力は700psに達します。またEV航続距離は最大62マイル(100km)を可能にします。
厳冬の北ヨーロッパ山中で捉えた最新プロトタイプは、パナメリカーナグリルを隠すお得意のダミーグリルを装着、左のリアフェンダーには充電口らしきものも確認できます。
リアエンドには、クワッドエキゾーストパイプがインストールされたディフューザー、足回りには巨大ブレーキ、5本スポークのAMGホイールが見てとれます。
車内には、AMGステアリングホイールとオプションのカーボンファイバートリムが期待できるほか、12.3インチのデジタルインストルメントクラスタや12.8インチのOLEDインフォテイメントシステムも搭載される予定です。
AMG S63eのワールドプレミアは今年後半と予想され、その後最高出力800psを発揮するハイエンドモデル「S73e」の登場も期待されています。
(APOLLO)