BMW 7シリーズ次期型、上下2分割ヘッドライトや大型グリルを採用か?

■第7世代で大きな転換期! 1994年「E38」を模したシャークノーズ・シルエットに

BMWは現在、フラッグシップサルーン「7シリーズ」次世代型を開発中ですが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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BMW 7シリーズ 次世代型プロトタイプ

1977年から発売されている7シリーズは、38年の月日を経て第6世代に入っていますが、次世代型となる第7世代では大きな転換期を迎えます。

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BMW 7シリーズ 次世代型プロトタイプ

厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプのフロントエンドには、ヘッドライトがかなり下に装備されており、スプリットタイプのデザインが採用される可能性があるほか、グリルは大型化され「X7」や「X8」とデザインを共有すると予想されます。

またヘッドライト内部はダミーであるほか、LEDテールライトにもプレースホルダー(仮のコンポーネント)を装着。ボディは完全にカモフラージュされていますが、フロントノーズは現行型より前面に出ており、1994年に登場した「E38」を模したシャークノーズ・シルエットを彷彿させます。

内部は明らかにされていませんが、ほぼすべての機能がディスプレイに触れるだけで制御される最新鋭のデジタル技術が投入されることが期待されています。

パワートレインの詳細も不明ですが、「M750i」に搭載されている4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンは売れ行きが良くないため、廃止になると予想。ハイブリッドやプラグインハイブリッド、さらにフルエレクトリックなどの電動化が進むことが確実視されています。

同社では、今後登場するラグジュアリークラスに90kWhまたは120kWhのバッテリーパックを搭載することを明らかにしており、これがフルEVとして登場する「i7」に採用されることになると予想されます。市販型には第5世代の「eDrive」テクノロジーを搭載。噂によると、i7の最高出力はBMWの量産モデル史上最強となる650psを発揮、航続距離は最大400マイル(644km)に達する可能性があるといいます。

7シリーズ次世代型のデビューは、最速で2022年内、あるいは2023年初頭になると思われます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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