■次期型はFFを継承し、電動化は見送りとの噂
ホンダは現在、シビックセダン/ハッチバック、そしてハードコアモデルとなる「タイプR」を開発していると見られますが、タイプR次期型に関して衝撃のニュースが入ってきました。
これまでタイプR次期型は2.0リットル直列4気筒VTECターボチャージャー+電気モーターを搭載、NSX同様に3モーターを採用した4WDなどと噂されていましたが、次期型では電動化は見送られ、2.0リットル直列4気筒ターボガソリンエンジンを搭載、最高出力は400ps程度に向上するといいます。
欧州ホンダのトム・ガードナー副社長は、これまで従来のガソリンエンジンへのこだわりや、次期型のボンネットの下にはターボチャージャーエンジンが存在することだけは強く示唆しており、その可能性は十分あると思われます。
また、駆動方式はFFを採用するなど「タイプR」魂を継承する可能性があるようです。タイプRは、これまでルノー・メガーヌR.S トロフィーRSと「ニュルFF市販モデル最速」の称号を争ってきており、そのプライドは簡単に捨てないということかもしれません。
さらに衝撃的なのは、Auto Car誌によると次期型はラストモデルとなる可能性があるといいます。ただし調べを進めると、これに関しては情報が錯綜しており、次期型は「内燃機関モデルとして」ラストモデルという意味もありそうです。
楽しみな次期型エクステリアデザインですが、タイプRらしいアグレッシブなイメージは継承しつつ、Cピラーライン、ドアアンダー部の凹みラインも刷新されるでしょう。
リアコンビライトはフック型から、シャープな直線型のデザインが予想されるほか、スポイラーはより空力性能が向上するデザインへ。リアアンダー部分も新設計され、より軽快なイメージへと進化が期待できそうです。
タイプR次期型のワールドプレミアは、最速で2021年内、遅れれば2022年前半と予想されます。
(APOLLO)