EVジープだけじゃない。折り畳める電動バイク「BLAZE SMART EV」が登場!

■大人が楽しめる本格派の小型EVを開発

愛知県名古屋市に拠点を置くブレイズ(BLAZE)が開発したEVが話題になっています。

ブレイズが開発した「ネクストクルーザーEV」

自動車ディーラーとして17年の実績を持つ同社が開発したEVの中でも、特に目を惹くのが「ネクストクルーザーEV」。

その外観はまさに往年の「ジープ」ですが、車体サイズは全長 約2,100mm×全幅 約1,100mm×全高 約1,000mmと、かなりコンパクト。乗車定員は1名で車体重量は約200kg。

「低コストに楽しめる大人のミニカー」をテーマに開発した、リチウムイオンバッテリーを搭載するれっきとしたしたEVで、最大出力4.4kwの高出力モーターにより、最大傾斜角15度(27%勾配)まで登坂可能。軽トラックにもラクラク積載できるコンパクトなボディが特徴となっています。

もちろん公道走行が可能で最高速度は約50km/h。満充電に要する充電時間は約8時間、航続距離は50km。操作はハンドル、アクセル、ブレーキのみで、普段の通勤や買い物だけでなく、イベントやキャンプなどにも活用できそうです。

ちなみに原付ミニカー登録の為、車検が不要。車両価格は48.8万円となっています。

●折り畳んで車に積める超小型EVが登場

ブレイズが開発した超小型EV「BLAZE SMART EV」

一方、今回ご紹介するのはそんな同社が開発した、2つ折りにして車両に搭載できる軽量でスタイリッシュな電動バイク「BLAZE SMART EV」。

リチウムイオンバッテリーを搭載する超小型EVで、定格出力は0.35kw。坂道もスムーズに登るほか、家庭用コンセントからの充電で満充電時に約30kmの走行が可能となっています。最大速度は30km/hで、満充電まで約3.5時間。

僅か5秒でコンパクトに折り畳める構造

原付一種扱いなので、普通自動車免許を所有していれば乗れます。

車体サイズは全長約1.2m、全高約0.95mで、ハンドル幅が約0.65m。車体重量は30kg近い電動アシスト自転車と比較しても約18kgと圧倒的に軽量で、折り畳みに要する時間は僅か5秒。

しかも折り畳んだ状態でのサイズが1.2m×0.6m×0.35mとコンパクトなので、軽自動車からワンボックスカーまで積み込みが可能。

アウトドア先でのツーリングなどに威力を発揮するのはもちろん、普段の通勤・通学や買い物などにも重宝しそうです。

選べるボディカラーは全6色(ホワイト/ワインレッド/カーキ/パステル/デニム/ブラック)。

「BLAZE SMART EV」が装備するLEDヘッドランプとディスクブレーキ

暗い道でも安心な大型LEDヘッドライトを採用。オートクルーズ機能により、スロットルハンドルを回さずに一定速度で走行できると共に、イザという時は前後輪共に装備したディスクブレーキが十分な制動力を発揮します。

スマホの充電に便利なUSBポートを装備するほか、セキュリティ面では防犯アラート機能により、車体の振動を感知すると大音量で警報を鳴らします。

「BLAZE SMART EV」の計器パネル

停車時には車両に搭載されているBluetoothスピーカーから、音楽を再生することが可能(Bluetooth対応機器が必要)。

車両本体やバッテリーには1年保証が付いており、モーターにも半年保証が付帯。点検整備は同社や使用先近隣の自動車・バイク整備工場でも整備可能な設計となっています。

ブレイズが開発した超小型EV「BLAZE SMART EV」

全国配送無料で、ナンバー登録もおまかせで無料。車両価格は16.6万円(税別)で、オプションパーツとして予備バッテリー(3.98万円)や、専用スタンド(1.8万円)などが用意されています。

「BLAZE SMART EV」の開発者によると、「何としても実現したかった電動バイク」だったそうで、スタイリッシュで扱い易そうな仕上がりとなっているだけに、今後の電動化に先駆けて活用してみるのもよいかもしれません。

Avanti Yasunori

【関連リンク】

BLAZE SMART EV
https://portal.blaze-inc.co.jp/smartev/

Next Cruiser EV
https://portal.blaze-inc.co.jp/nextcruiser/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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